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ダブルスにおける戦略
ダブルスの基本的な動きは理解してもらえましたか。
今度はダブルスの戦略について説明していきましょう。
陣形を固める
戦略の一つ目は「陣形」です。
ダブルスには「陣形」と呼ばれる幾つかのプレイスタイルが存在します。
雁行陣
ひとつは先ほど説明した前衛と後衛に分かれるスタイルです。
これは「雁行陣」と呼ばれます。
雁が飛ぶときに斜めに並ぶことからこう呼ばれます。
平行陣
もうひとつは「平行陣」と呼ばれるプレイスタイルです。
これは二人のプレイヤーが両方前衛か後衛に徹して戦うスタイルのことです。
ボレーが得意ならダブル前衛となり、
ストロークで勝負するタイプはダブル後衛となります。
最初のうちは雁行陣をおすすめしますが、
慣れてくればあなたとパートナーの相性や双方のプレイスタイルによって、
一番合ったスタイルでプレイしてみてください。
陣形を崩す
戦略の二つ目は逆の考え方をしてみましょう。
つまり、相手側の陣形を崩すということです。
いくらプレイヤーが二人になったとはいっても、
二人だけでコート全体をカバーすることはできませんよね。
必ず開いたスペースができてしまいます。
これをテニス用語で「オープンスペース」「オープンコート」と呼びます。
そのオープンコートに返球を行うことで、相手の陣形を崩すのです。
また、相手側のどちらかのプレイヤーが調子を崩したところを狙うのも、
ちょっと卑怯なようですが立派な戦術です。
陣形を崩したり、相手の弱点を狙ったりすることで、
相手側にストレスを与えることができれば、試合を有利に運ぶことが出来るでしょう。
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